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楓橋夜泊(ふうきょうやはく) [漢詩]

続けて秋にふさわしい漢詩です。唐の詩人『張継』作、【楓橋夜泊・ふうきょうやはく】。
初句の『月落ち、烏啼いて、霜、天に満つ』はあまりにも有名。
姑蘇城は今の蘇州の町。楓橋は南北往来の要衝の地であったらしい。
秋の深い旅情を感じるこの詩は、古来多くの人に愛されている。

漁火1のコピー.jpg

月落ち 烏啼いて 霜天に満つ
江楓(こうふう) 漁火 愁眠に対す
姑蘇城外 寒山寺
夜半の鐘声(しょうせい) 客船(かくせん)に到る

月が沈み鳥が鳴いて、冷たい霜の気が満ちわたる。
川岸の楓の間には、漁火が点々として、旅愁のために眠れないでいる私。
蘇州の町の郊外にある寒山寺の鐘の音が、
旅を続けてきたこの船の中にまで聞こえてくる。


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