春暁 [漢詩]
唐の詩人【孟浩然・もうこうねん】作。起句は有名。ものうく気だるい、春の朝の気分をうたっている。
春眠、暁をおぼえず。しょしょ啼鳥(ていちょう)をきく。
夜来、風雨の声。 花、落つること、知る多少ぞ。
◎ここちよい春の眠り、明け方も気づかないまどろみの中、
あちこちの鳥のさえずりが、枕辺にとどく。
昨夜の風まじりの春雨の音からすると、
花はどれだけ庭に、散り敷いていることであろか?
2008-02-25 13:00
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コメント(2)
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春はほんとうにこの漢詩のような感じです。
毎朝早くから鳥が鳴き、その声で目が覚めるほど。
もうすぐ春。待ち遠しいです!
by komichi (2008-02-28 22:37)
漢詩の印象を写真や画で表現なさる。面白いですね。
私は漢詩の訓読を日本の文語文の成果として尊重していますが、それをよりよく自分のものとするために口語訳をこころみ、gooブログに「ティェンタオの自由訳漢詩」というものを、すでに154首載せています。孟浩然の「春暁」は7月9日に自由訳を載せていますので、ご覧になっていただけると、嬉しいです。
by tiandao (2008-12-06 10:22)