根岸の祭り [祭り]
東京は下町、台東区根岸の祭りがあった。
根岸、日暮里、下谷のチャキチャキの江戸っ子の集まり、
江戸神輿同好会『元三睦』(もとみむつみ)の地元の祭りだ。
爽やかな五月の風が吹きぬけるなか、町内に神輿を担ぐ掛け声がこだまし、
そこには、江戸情緒たっぷりの、粋でイナセな伝統美があった。
根岸の頭の半纏。六番る組。
鳳凰(ほうおう)。神輿の屋根の中央にとまる想像上の鳥。
先棒(はなぼう)。神輿の前後を通る担ぎ棒の先端。ここを担ぐのが一番かっこいい。
御弊(おんべ)。神輿の前を清めながら進む。
元三睦のカラス半纏。地元根岸の祭りのみ着用。
首にさげた木札。
地下足袋に草鞋履き。
元三睦の半纏。三下り(さんさがり)模様。
名前が彫られた木の髪飾り。