街に灯りが点るとき*三茶 [雑記]
TWILIGHT TIME トゥワイライト・タイム。
一日で一番、光と色彩がドラマチックな、お気に入りの時間だ。
昼の華やいだ光と色彩に、薄暮色のフィルターがかかり、
わずかな間、少しセンチメンタルな、憂いを帯びた表情に、街を変える時間でもあるのだ。
TWILIGHT TIME 何とも素敵な響きだ。
庭そうじ [雑記]
庭の大きな柿の木の葉が、すっかり落葉し、
ムクドリのために残しておいた、わずかな柿の実だけとなった。
小一時間かけて、庭一面の柿の葉を掃き集めた。
汗をうっすらと掻き、心地よい。
庭そうじはなぜか無心となり、心が落ち着くから不思議だ。
ネットチャンネルKYO [雑記]
NETCHANNEL KYO
痛快なサイトを発見。インターネットテレビ【ネットチャンネルKYO】。
許平和(きょ・ひらかず)さんが、スタッフ2人で運営する、ミニ放送局。
大阪のマンションの一室から世界に発信している。最多瞬間アクセス数は40万に達しているらしい。
許さんは香港の名門華僑一族の長男で、米国で作曲を学び、
CM音楽の制作などを手がけ、今は大阪在住。
国に縛られない華僑スピリッツと、豊富な知識や情報で、グローバルな視点から、
日本の出来事、世界の出来事を痛快に切りまくる、トーク番組【WHAT’S NOW!】
日本の巨大メディア新聞・TVが垂れ流す、偏った情報に洗脳され、
「井の中の蛙」で自分の頭で考えることの出来ない多くの日本人。
もちろん賛否はあるが、世の中の通説、メディアが流す情報を鵜呑みにせず、
本当に正しいのか、もう一度考えてみる良い機会になると思う番組だ。
http://www.nc-kyo.com/watchtvprogram.html
因縁(いんねん) [雑記]
永年信心している、浅草待乳山聖天より、毎月1回会報が届く。
今月の会報の巻頭に、お釈迦様の前世の因縁(いんねん)の説話が載っていた。
ちょっと長いけど、興味深いので紹介します。
ある時お釈迦様は、木の棘(とげ)で足を傷つけられてしまった。
弟子達は、「大威徳あられる世尊(せそん)は、過去にどんな業があって
足を傷つけられたのですか?」と尋ねた。
お釈迦様は修行僧たちに向かって、こうおっしゃった。
『私は遠い昔に業をなしたので、今その報いを受けたのだ』と。
お釈迦様はさらに続けて、
「遠い昔、ひとつの大きな都に二人の商人があって、広く交易していた。
この二人はそれぞれ船を準備して、宝を求めて大海に乗り出した。
そして順風にのって、宝の島に到着した。一人は重さを考えて、
適切な量の宝を舟に載せたが、もう一人は欲深く、船一杯に宝を積んで大海に出た。
欲深い商人の舟は重さに耐え切れず沈み始め、もう一人の商人に助けを求めた。
頼まれた商人は、その商人のため、いくばくかの宝を犠牲にして舟に乗せてやった。
しかし、自分の舟が沈んでしまった商人は、嫉妬してこう考えた。
『私と彼は一緒に宝の島へいったのに、私は手に入れた宝をすべて失い、
彼だけが宝をもって家に帰ることが出来るとは。
この舟に穴をあけて、宝を失わせてやろう!』と。
そしてひそかに穴をあけようとしたところ、それを見つけた商人が言った。
『そんなことをしたら、ただ財宝を失うだけでなく、我々も共に死んでしまうではないか』と。
しかし彼は嫉妬心はげしく、聞き入れようとしなかった。
そこでしかたなく鋭い槍を持ってきて、ついに彼を殺してしまった。
修行僧たちよ、この遠い過去に、くだんの商人を刺し殺したのは、
実はこの私であった。この業によって、私は多年にわたって地獄の苦しみを受け、
なお残業があったので、悟りを得て、仏陀となったあとにも、
木の棘をもって、足を刺して激痛を得たのである。」
根本説一切有部昆奈耶薬事
際限なき強欲が、国境を越えて駆け巡り、世界中を大混乱におとしいれている。
たかが経済(かね)のために、精神(こころ)を失ってしまった今を、暗示している。
◆浅草待乳山聖天 http://www.tctv.ne.jp/matuti
SHIBUYA-1 [雑記]
一日の乗降客200万人の巨大ターミナル駅の渋谷。
一日何万人もの見知らぬ人々がすれ違い、足早に行きかう、スクランブル交差点。
それぞれの人々の足元には、夢や不安を抱いたそれぞれの人生がある。
日本はこれからいったい、どこへ行くのだろう?
早朝のバス通り [雑記]
早朝のバス通り。
世田谷区は広く、バス路線が発達している。
最近は、極力車をひかえて、バスを利用するようにしている。
閑静な住宅地をぬうようにして走るバスに乗ると、
なぜか心がゆったりする。
そういえば昔、NHKテレビで【バス通り裏】という番組があった。
その当時の日本の平均的な暮らしを描いた、
日常生活のエッセーのような、長寿番組だった。
NHK連続テレビ小説のはしりで、
十朱幸代・岩下志摩・田中邦衛・米倉斉加年・常田富士夫など
そうそうたる有名俳優を輩出した。
テーマソング ちいさな庭のまん中に
おとなりの窓、うちの窓
いっしょに開く窓ならば
やぁ~、こんにちはと手を振って
こんなせま~い、バス通り裏にも
僕らの心が通いあう
おおらかで、のんびりとした、日本の良き時代だった。
今、窓を開け手でも振っていたら、通報されかねないよね~。
夜のしじまに(家から半径100m) [雑記]
猿芝居の自民党総裁選、昼の腐臭あふれる、俗悪、下劣な出来事。
夜のとばりが降りると、闇がその淀みに浮かぶうたかたを覆い包んで、一時の静かさを与えてくれる。
夜のしじまに、どこからか虫の音が聞こえてきた。