都々逸(どどいつ) [雑記]
都々逸(どどいつ)。若い人には馴染みがないかもしれないけれど、
芸者さんが三味線を爪弾きながらお座敷で唄う唄。七・七・七・五からできている。
艶っぽく粋な唄が多い。おもしろいので紹介します。
◎遠くはなれて 会いたい時は 月を鏡にすればよい
月を鏡か‥。昔は携帯など便利なものなかったからね。昔の遠距離恋愛は粋でロマンチック!
◎嫌なお方の親切よりも 好いたお方の無理がよい
◎月に村雲 花には嵐 思うお方は女房もち
◎つねりゃ紫 喰いつきゃ紅よ 色で固めたこの体
◎おろす山葵と恋路の意見 聞けば聞くほど涙でる
ちょっとニャッと笑ってしまう唄もある。
◎井戸の蛙が空うち眺め 四角なものだと議論する
◎白だ黒だとけんかはおよし 白という字も墨でかく
◎喧嘩した時 この子をごらん 仲のよい時できた子だ
◎うちの亭主とこたつの柱 なくてはならぬがあって邪魔
◎惚れた数から振られた数を 引けば女房が残るだけ
うーん。身につまされる。
◎酒は飲みどげ浮気はしとげ 儘に長生きしとげたい
都々逸はほんと、人の心の本音、本質をついている。
2009-07-13 21:44
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コメント(2)
遠距離結婚だったから、新婚当時は月を見てましたねえ~同じ月見てるんだなあとか思って。あーなつかしい(笑)
by queensalmon (2009-07-13 22:28)
超遠距離結婚ですよね。
by maru (2009-07-14 13:02)